堀川端ものがたりの散歩みち
【書 名】堀川端ものがたりの散歩みち
【著 者】名古屋市中区役所 まちづくり推進部地域振興課
【発行所】株式会社あるむ
【発行日】2002/3/29
名古屋の堀川周辺に関する物語をまとめた本です。
「いざ出でむ 雪見にころぶ ところまで」12月にピッタリな松尾芭蕉の句。てっきり江戸でよんだと思っていたら名古屋が舞台。名古屋城近くにあった風月堂という本屋さんに立ち寄っていた松尾芭蕉が店を出ようとすると、雪が降り始めており、雪景色を見てよんだ句です。風月堂があったのが名古屋市中区丸の内で、現在の中日病院のあるところ。対面にあるアイリス愛知は江戸時代、伊藤呉服店だったんですね。今の松坂屋です。
奈良の「ならまち」にある元興寺は童子による鬼退治で有名ですが、(「日本霊異記」などに出てきます)この童子、もともとは尾張元興寺から奈良へ出てきました。尾張元興寺は東海地方最古のお寺で、発掘調査などが行われています。五重の塔があり、鴟尾の破片も見つかったので相当大きな寺でした。場所は金山駅のすぐそばにありました。
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