倭人伝、古事記の正体
【書 名】倭人伝、古事記の正体
【著 者】足立倫行
【発行所】朝日新書
【発行日】2012/11/30
【ISBN 】978-4-02-273472-3
【価 格】760円
副題が「卑弥呼と古代王権のルーツ」。森浩一氏へのインタビュー記事が巻頭に載っていますが、おもしろいですね。
魏志倭人伝、卑弥呼は南の狗奴国と戦争し、分裂していたため「倭伝」や「倭国伝」とならず「倭人伝」になりました。倭国を安定させるために魏が派遣していたのが帯方郡の張政。19年間も倭国に滞在していたようです。国がまとまらないので卑弥呼を自殺に追い込み、狗奴国王を新しく任命しましたが国がまとまらず、台与を新女王にしたのも張政だったと考えています。倭人伝通りに対馬、壱岐から北九州をまわります。
古事記は天皇家内の内部抗争が満載など、反国家的な歴史書で、国が編纂を命じたのではなく多氏がまとめた歴史書の序を改ざんしたのではないかと説があるようですね。こちらも南九州、日向、出雲など現地をまわったレポートです。
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