ビブリア古書堂の事件手帖
【書 名】ビブリア古書堂の事件手帖
【著 者】三上 延
【発行所】メディアワークス文庫
【発行日】2011/03/25
【ISBN 】9787-4-04-870469-4
【価 格】590円
先日、紀伊國屋書店の本町店へ行くと、紀田順一郎の「古本屋探偵の事件簿」などと一緒に平積みになっていました。こんな本があったんだと買ってきましたが、古書にまつわるミステリーになっていて古書店・店主が本好きのうら若い女性というありえない設定。そこに本を読むのが苦手という主人公がひょんなことから店番をすることに。
しかも女性店主は怪我で入院中。店を訪れる客の様子を主人公から聞いて、病院で古書にまつわるミステリーを解いていく仕掛けになっています。出てくる古書は「漱石全集・新書版」(岩波書店)、「落穂拾い・聖アンデルセン」(小山清・新潮文庫)、「倫理学入門」(ヴィノグラード・クジミン 青木文庫)、「晩年」(太宰治 砂子屋書房)。また「せどり男爵数奇譚」(梶山季之)も登場します。なかなかありえない設定ですが、いろいろな伏線が最後にいきてきて楽しめます。
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