評伝 今西錦司
【書 名】評伝 今西錦司
【著 者】本田 靖春
【発行所】講談社文庫
【発行日】1995/6/15
【ISBN 】4-06-263043-5
【価 格】680円
今西錦司の同級生が西堀榮三郎。また今西グループからは梅棹忠夫、川喜田二郎、中尾佐助など錚々たるメンバーが輩出しました。日本の霊長類社会学の創始者であり、登山家。目的を達成するためには、その時に最適な組織を選んだり、作ったりするので、ずっと一緒にやっていたメンバーはハシゴを外されたと思い、評価はいろいろ。ただしリーダーシップは抜群というのは皆さん変わりません。
本多勝一が書いた今西錦司論というのがあるそうで、京大に入った頃に先輩から聞いた今西評が部のノートに書かれていたそうで、それをまとめたものです。
・いかに仲間であっても、使い物にならないと知ると、すぱっと縁を切る。
・あんなのは町人的ずる賢さで、古武士の風上にもおけない。
・大ダヌキだ。
いろいろ批評もあったようですが、棲み分け理論やニホンザルの研究など多大な業績を残した、今西錦司の生涯を描いています。
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