坂本龍馬の贋金製造計画
【書 名】坂本龍馬の贋金製造計画
【著 者】竹下 倫一
【発行所】青春新書
【発行日】2010/5/15
【ISBN 】978-4-413-04273-4
【価 格】829円
「幕府を倒すにしても金がいる」、当たり前の話ですが幕末当時、理念で動く武士が多く経済を理解している武士は希少な存在。その一人が坂本龍馬です。薩摩藩が早い時期から贋金(貨幣の改鋳)を作っていることを察知し、岡内俊太郎に薩摩のニセ二分金を持ってくるように命令します。もちろん土佐藩で贋金を作るためです。
最初、土佐藩は躊躇していましたが結局、贋金作りを行います。最初は大阪の土佐藩邸でしたが、やがて土佐に移されたようです。宇和島藩や久留米藩など他の藩でも行なっており明治になってから外国の貿易で支払われた代金に贋金が混じっていると国際問題になりました。
江戸の無血開城は勝海舟と西郷隆盛の英断だったという説がありますが、江戸で戦おうと思っても新政府には金がなく戦える状態ではなかったというのが真相のようです。
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