信長・秀吉と家臣たち
【書 名】信長・秀吉と家臣たち
【著 者】谷口 克広
【発行所】学研新書
【発行日】2011/8/2
【ISBN 】978-4-05-405021-1
【価 格】840円
竹中半兵衛、黒田如水などの有名人だけでなく、あまり名前を聞かない武将にもスポットをあてています。信長の赤母衣衆の一人だった塙直政、山城、大和、河内の支配をまかされるほど出世しましたが本願寺攻めで戦死。もし生きていたら明智光秀が編成した近畿の方面軍は塙直政が担当し、本能寺の変は起きなかったかもしれません。
他にも長篠の戦いで信長から追放された馬廻り衆の平野甚右衛門。集団行動を見だしたのが理由ですが、勇猛果敢に敵につっこむ個人プレー先行型だったんですね。平野甚右衛門は上杉謙信に仕え、謙信なき後、景虎に仕えました。やがて跡目争いである御館の乱が起き、最後まで景虎につき従って討死したようです。
晩年の信長に仕えたのが東国の馬術家である矢代勝介。本能寺の変が起きた時にお前は我々から違うから逃げろと言われましたが、潔く討死。有名人だけでなく、あまり耳にしないいろいろな人物が紹介されています。
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