怒れ、消費者
【書 名】怒れ、消費者
【著 者】邱 永漢
【発行所】PHP文庫
【発行日】1996/12/16
【ISBN 】4-569-56962-5
【価 格】520円
10年以上も前の本ですので土地の価格が上がり過ぎ、物価が高いのはどうにかできないかという記述もありますが、今も変わらないところもたくさん記述されています。
企業が海外進出してしまい空洞化するので法人税減税が必要だと言われていますが、日本国内に投資のチャンスがありお金が儲かるチャンスがあるなら税金はあまり関係ないと記載されています。つまり魅力的な市場かどうかですね。
アダム・スミスが国富論で「いかなる税金も最終的には消費者の負担するものだ」と書かれています。法人税が高くても回り回って消費者が支払っているということですね。
正月の一升瓶などに金箔が入っているものがありますが、これを中国系の人に出すと駄目なんだそうです。皇帝から金箔を賜るは死を賜ると同義なんだそうです。その中国人ですが日本は米を売って品を手に入れるので「売買」ですが、中国では商品を仕入れて売るので「買売」になるそうです。
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