大坂の陣
【書 名】大坂の陣
【著 者】二木 謙一
【発行所】中公新書
【発行日】1983/11/15
【ISBN 】4-12-100711-5
【価 格】500円
片桐且元が大坂城を退去した東西の手切れから夏の陣までのお話です。冬の陣が始まると、まず必要なのが兵糧。大坂では米価が上がってしまいました。10倍になってので庶民も困りましたが大名も困りました。遠くから参加する大名には家康は金子と米を給付したようです。
さて戦となりましたが京都の公家衆では大坂から聞こえる「砲声を聞く会」(茶会)を開催していたようです。なんとも浮世離れの話です。この砲声の元の大砲ですが家康は東西の手切れとなる以前から発注しており、大坂攻めは計画のうちだったようです。こうなると大坂方が勝つチャンスは関が原の合戦に秀頼自身が出馬するしかなかったですね。
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