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2010/06/29

金貸しの日本史

 【書 名】金貸しの日本史
 【著 者】水上宏明
 【発行所】新潮新書
 【発行日】2004/12/20
 【ISBN 】4-10-610096-7
 【価 格】700円

金貸しをテーマにした日本史で、面白い視点ですが昔も今も変わらないことがよく分かります。

■養老律令の頃
米が実ると「稲」、脱穀すると「穀」、正倉に収納された新米が「祖」、保管して1年経過すると「税」

■両替屋の語源
大阪では銀を貨幣として使い「両」という重さを使っていましたが、金を銀に替える「何両替」が短くなって両替になったそうです。

■江戸時代の金融政策
けっこう高金利なため、旗本や御家が返済に困り、幕府がいろいろと金融政策を行いましたが儒教的思想が背後にあり金融システムをよく分かっていないので、ことごとく失敗。中には遠山の金さんのように金融システムの実情が分かっているような人物もおりました。

■版籍奉還がうまくいった理由
明治時代、藩をつぶす版籍奉還が行われましたが暴動もなにも起こりませんでした。実は債務超過に陥ってい藩ばかりで、にっちもさっちもいかない状況になっており、これ幸いと応じたようです。明治時代、高利貸しの隠語はアイスと言ったそうで、「氷菓子」に引っかけたものです。

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