戦国武将闇に消されたミステリー
【書 名】戦国武将闇に消されたミステリー
【著 者】三浦 竜
【発行所】PHP文庫
【発行日】2005/5/23
【ISBN 】4-569-66407-5
【価 格】533円
戦国武将に関する話題を80まとめた一冊です。川中島の合戦に面白い見かたが掲載されています。「鞭聲肅肅夜河を過る」で有名な川中島の合戦ですが、両軍とも大量の死傷者が出て痛み分けでした。はたして本当に戦をするつもりだったかという見かたです。
上杉謙信が妻女山に深く進軍したのは敵陣を一定期間占領したことで上杉側として勝ったと言えます。謙信は時期がきたら信濃へ帰るつもりと考えた武田信玄は進路上にあたる茶臼山から移動し上杉謙信の退路を作ります。また上杉謙信に分かるよう炊煙を上げて全軍の半分を妻女山に向かわせました。これで謙信が帰ったら、それで終わったのですが濃霧が発生してしまい両軍が遭遇。川中島の合戦となりました。
武田信玄と徳川家康が戦った三方が原の戦いも同じように偶発で起きたという説があります。
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