村人の城・戦国大名の城
【書 名】村人の城・戦国大名の城
【著 者】中田 正光
【発行所】歴史新書
【発行日】2010/4/21
【ISBN 】978-4-86248-545-8
【価 格】840円
洋泉社から新しく歴史新書が出ていますが、最初のシリーズの1冊です。副題は北条氏照の領国支配と城郭になっています。戦国時代というと安土城や大阪城のイメージが強いのですが、実際はそんな城ではないというのがよく分かります。
戦になると人身売買で売られたりするので民衆は逃げなければなりません。そのための城だったようです。当時は飢餓が多く、食糧の奪い合いというのが戦の理由にもなっていました。戦国時代を扱った大河ドラマがありますが、もっと泥臭い世界だったようです。八王子城など北条の城の紹介をしていますが、縄張り図など図や地図が豊富ですねえ。領民や土豪保護のため税金を安くするなど、北条氏はうまく領国経営していたようです。
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