戦国鉄砲・傭兵隊

　【書　名】戦国鉄砲・傭兵隊
　【著　者】鈴木　眞哉
　【発行所】平凡社新書
　【発行日】2004/8/11
　【ISBN 】4-582-85236-X
　【価　格】760円

副題は「天下人に逆らった紀州雑賀衆」になっています。現在の和歌山周辺で鉄砲を駆使し、信長や秀吉と敵対した雑賀衆とはどんな存在だったかを解明しています。

本願寺などの傭兵隊として有名な集団です。当時の戦いは弓や石を投げるなど飛び道具がほとんどで白兵戦はあまりなかったそうです。そこへ鉄砲が登場し、違和感なく飛び道具として採用しました。雑賀衆といっても一枚岩ではなく、中で抗争したりいろいろありましたが、最大の特徴はふてぶてしく当時の天下人に逆らい続けたことです。大勢についてしまえば楽なのに、決してそれをしなかった稀有な集団です。