女たちの幕末京都
【書 名】女たちの幕末京都
【著 者】辻 ミチ子
【発行所】中公新書
【発行日】2003/4/15
【ISBN 】4-12-101693-9
【価 格】760円
幕末に活躍した女性史です。
安政の大獄で牢につながれた梅田雲浜ですが、妻の千代など家族4名は町内預けになってしまいました。門弟だった北村屋太助が4人の飯代を引き受け、ついでに梅田家の借金も支払おうとしましたが、貸し手はみな棒引きにしてくれました。この千代ですが、京都にできた女子教育施設・女紅場の権舎長に就任していたんですね。
鳥羽・伏見の戦いや大政奉還など歴史で習いますが、庶民もしっかり巻き込まれていました。江戸から将軍と一緒に大勢の武士がついてきますが、宿場だけでは当然足りませんので、村に宿泊の割り当てがあり右往左往。しかも戦乱で焼け出されるなど大変でした。
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