夜は短し歩けよ乙女
【書 名】夜は短し歩けよ乙女
【著 者】森見登美彦
【発行所】角川文庫
【発行日】2008/12/25
【ISBN 】978-4-04-387802-4
【価 格】552円
まもなく京都・下鴨神社の糺の森で古書市が開かれますが、その古書市を舞台にした小説があると聞き、本屋で探してきました。
内容は京都の大学生を舞台にした恋愛モノなんですが、これがハチャメチャというかめちゃくちゃ面白いですね。本屋大賞2位になるのも、さもありなん。
さて肝心の「下鴨納涼古本まつり」なんですが、第二章のエピソードで出てきます。古本まつりで主人公が出会うのが古本市の神さん、姿は小学校年なんですが、めちゃくちゃ本に詳しいいやなガキです。
さて、この古書市の奥底で変な古書を取りあうゲーム(暑い中、火鍋を食べる)が行われており、ひょんなことから主人公も参戦。過酷な試合になんとか勝ち残ったところ、さっきの古本市の神さんが出てきて、「悪しき蒐集家の手から古書たちを解放する」と全部パーに。笑えます。
他にも京大の学園祭や先斗町が舞台になったり、京都が楽しめます。最後にハッピーエンドになるのですが、その舞台が百万遍の喫茶「進々堂」。
「進々堂」の広い机で、クロワッサンが久しぶりに食べたいなあ。京都の学生生活が堪能できる一冊です。
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