謎の豪族 蘇我氏
【書 名】謎の豪族 蘇我氏
【著 者】水谷千秋
【発行所】文芸春秋
【発行日】2006/3/20
【ISBN 】4-16-660495-3
【価 格】740円
逆賊扱いされている蘇我氏は実際、どういう豪族であったのか記載しています。
蘇我氏は屯倉の拡大に積極的に勤め、天皇の政権安定に協力し、天皇あっての蘇我家、蘇我家あっての天皇という関係を作り上げていきます。冠位十二階を制定したのも聖徳太子と言うよりも馬子で、豪族の官僚化をすすめていきました。
松本清張が大化の改新とは蘇我氏がやっていたのを横取りしたものだと書いていたと、この本で初めて知りました。「藤氏家伝」には中臣鎌足と蘇我入鹿が同じ僧旻の塾に通っている時に入鹿に匹敵するものはいないという僧旻が言った逸話が残っているぐらいの人物だったようです。
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