戦国合戦15のウラ物語
【書 名】戦国合戦15のウラ物語
【著 書】河合 敦
【発行所】PHP新書
【発行日】2008/9/30
【ISBN 】978-4-569-70369-5
【価 格】700円
意外な戦国史の裏側の話が満載です。
戦の天才と言われた上杉謙信ですが大きな負け戦があったんですね。舞台は下総にあった臼井城。2,000で守る城を上杉謙信は15,000の軍勢で包囲します。城に白井という軍師がおり、信玄軍に油断が生じた時に果敢に攻め入ったりして、犠牲が多すぎると結局、撤退させてしまいました。
志賀親次という武将も知りませんでした。大友氏に属していましたが、島津の攻勢で、大友方の諸将が次々と寝返る中、最後まで大友氏のために城を守りました。キリシタンで島津がキリシタンを認めていなかったという事情もあります。豊後の岡城を守っていましたが、島津の進入路に部下を配し、奇計やゲリラ戦で撃退します。天正15年には大友氏が領国を捨てて逃げてしまう中、豊後で大友方は志賀親次だけという状況になりました。ようやく秀吉の島津討伐が始まり、生きのびます。こんな名将がいたんですね。
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