いま蘇る縄文王国の全貌
【書 名】いま蘇る縄文王国の全貌
【著 者】関 裕二
【発行所】KKベストセラーズ
【発行日】1996/11/5
【ISBN 】4-584-18261-2
【価 格】1370円
伊勢・河崎にある古本屋さん「ぽらん」で見つけてきました。たくさんの関裕二氏の新刊が出ていますが、少し前の本です。
■焚書
「続日本紀」に山や沢に武器をかかえて逃げ込み、禁じられた文書を隠し持つものが百日たっても出頭しない場合は恩赦を認めないという脅し文句が載っています。「日本書紀」以外の書を焚書にした行為があったようです。「日本書紀」で何を隠したのかが本書の主題になっています。
外交史をふまえて日本書紀を見ているところが面白いですね。
親百済 雄略天皇など
親新羅 継体天皇-蘇我・物部-聖徳太子
親百済 乙巳の変-天智天皇&藤原鎌足
親新羅 天武天皇
新百済 持統天皇&藤原不比等
とめまぐるしく外交戦略が変わっています。
■旧唐書
倭と日本という別の国があったが、日本を国号としたと記載されているそうです。この本では西国を「倭」、不破の関より東の東国を「日本」だったととらえています。
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