新編 古本屋の手帳
【書 名】新編 古本屋の手帳
【著 者】八木 福次郎
【発行所】平凡社
【発行日】2008/10/10
【ISBN 】978-4-582-76653-0
【価 格】1500円
古本好きなら必ず知っている日本古書通信を発行されている八木福次郎氏です。神保町で70年古本の世界に関わったミスター神保町の古本にまつわる話が満載です。
いろいろな人物が取り上げられていますが高見順の奥さんの話が面白いですね。書いた原稿が読みにくいので、奥さんが清書されていたんです。そこで自ら「清書納言」と名乗っていたそうです。洒落ていますねえ。
巻末に出久根達郎氏の解説がついていますが、日本古書通信の探求書欄が取り上げられています。読者が探している本を掲載できるコーナーで、人気コーナーです。私も探求書に載っていた本を数冊持っていたので、連絡して本を譲ったこともあります。
掲載は有料ですが1行10円ですので、ほとんどタダみたいなものです。この欄は昭和22年の登場以来全然値上げしていないそうです。まさに古書好きのためのコーナーですね。これが八木福次郎氏の精神だという解説で、なるほど、いい例えですね。
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