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2009/01/17

戦国合戦 意外・驚きエピソード

 【書 名】戦国合戦 意外・驚きエピソード
 【著 者】加藤 康之
 【発行所】PHP文庫
 【発行日】2008/01/24
 【ISBN 】978-4-569-66966-3
 【価 格】648円

戦国武将にまつわる意外なエピソードを集めた本です。

北条氏政の代に僧侶が小田原に泊った時に法令が書かれた札を見て北条家はもう終わりだと予言をしました。町奉行が問いだたしたところ30年前に小田原を通った時に法令が5つしか書かれていなかったのが、現在は30になっている。大名に人望がなくなるといろいろ違反する住民が増えるので法令が増えてしまうと答えました。現代にも通じますね。コミュニケーションや信頼関係が崩れていくと、だんだん規則が増えていいます。

「畑うちや法三章の札のもと」という蕪村の句がありますが、劉邦が秦の複雑な法を全廃し「殺人、傷害、盗みだけを罰する」という高札をあげた故事をうたったものです。また信長が出陣する時に畑で農夫が気持ち良さそうに寝ていで家臣が「けしからん」と言った時に、信長が「いつも農民があのように高鼾で寝られる様な国にしたい」という言葉が残っています。

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