« びんぼう自慢 | トップページ | 戦国 三好一族 »

2008/07/15

戦国武将人気のウラ事情

 【書 名】戦国武将人気のウラ事情
 【著 者】鈴木 眞哉
 【発行所】PHP新書
 【発行日】2008/06/27
 【ISBN 】978-4-569-69940-0
 【価 格】720円

戦国武将のいろいろなエピソードが伝わっていますが、これは徳川時代の子孫が先祖のことをPRしようとか、勝った側が負けた側を悪者にしようと意図したものが多く、実態はよく分からないんだそうです。

例えば信長が朝倉、浅井の挟み撃ちになり窮地に陥いった時に秀吉が殿(しんがり)を願い出て、無事に信長を逃がした話がありますが、殿で残ったのは秀吉だけでなく池田勝正や明智光秀もいました。ただ、最終的に勝ち残った秀吉だけの名前が残りました。

「人間の評価なんて棺おけに蓋をされてから決まるものだ」という言葉がありますが、蓋をされてからも時の政権の考え方や時代の雰囲気(朱子学が流行)で、揺れ動くことがよく分かります。坂本龍馬も司馬遼太郎によって再評価されましたね。

|

« びんぼう自慢 | トップページ | 戦国 三好一族 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 戦国武将人気のウラ事情:

« びんぼう自慢 | トップページ | 戦国 三好一族 »