幕臣たちの明治維新
【書 名】幕臣たちの明治維新
【著 者】安藤優一郎
【発行所】講談社現代新書
【発行日】2008/03/20
【ISBN 】978-4-06-287931-6
【価 格】700円
我々は明治維新の歴史が分かっているため、どう道を選んだら最適だったかが分かっていますが、実際にその現場にいた幕臣にとってはすさまじく難しい進路の選択でした。
徳川家を離れて新政府に出仕するか、農業や商売を始めるか、給与は出ないが殿様について静岡に行くか難しい選択です。新政府への出仕はいさぎよくとせず、実際に出仕した人も肩身の狭い思いだったようです。町人が徳川びいきでしたので新政府もなかなか難しい運営をせまられたようです。
薩長から見た歴史は習っていますが、敗者となった幕臣がどう明治維新を乗り切ったのかの歴史です。
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