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2008/05/31

戦国の合戦

 【書 名】戦国の合戦
 【著 者】小和田哲男
 【発行所】学研新書
 【発行日】2008/5/30
 【ISBN 】978-4-05-403476-1
 【価 格】790円

大河ドラマなどで戦国の合戦シーンを見たりしますが、実際はどうだったのかについて書かれています。

■籠城戦で勝てた!
上杉謙信や武田信玄の城攻めに耐えた小田原城のように、けっこう籠城して勝てました。当時は兵農分離が行われておらず、攻めている側が農閑期に城が落とせないと攻撃をやめるしかありませんでした。ところが信長や秀吉が兵農分離を行うことで何年も城を囲むようになり籠城して、後詰がなければ負けるという形になってしまいました。

■小牧・長久手の戦い
秀吉と家康が直接対決した戦いで、舞台は現在の愛知県。ところが伊勢でもけっこう戦いが行われていたんですね。津市にあった戸木城に対して戦いが行われたことはわかっていましたが、2001年に戸木城を攻撃するための秀吉の付城が見つかりました。伊勢は織田信雄の領地でしたので荒らして、結局は和睦に持ち込みました。


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» 歴史小説が楽しくなること請け合い:戦国の合戦 [本読みの記録]
戦国の合戦 (学研新書)作者: 小和田 哲男出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2008/05メディア: 新書 戦国時代をテーマにした映像で騎馬武者が集団で突撃しているシーンを見かけることも多いと思う。 しかし、そうしたシーンは実際には存在しない。騎馬武者には、鑓持ち、旗持ち等の従者が付き添い、騎馬武者1騎に対して3~5人程度の歩兵がつくのが当時の軍団編成であったのだ。 このように、戦国時代当時の合戦がどのように行われていたかが詳しく解説されており、本書を読めば、歴史小説等をより楽しめるよ... [続きを読む]

受信: 2009/03/06 23:30

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