なぜ、江戸の庶民は時間に正確だったのか?
【書 名】なぜ、江戸の庶民は時間に正確だったのか?
【著 書】山田 順子
【発行所】実業之日本社
【発行日】2008/02/25
【ISBN 】978-4-408-10729-5
【価 格】762円
江戸時代といえば時代劇を思い出してしまいますが、実際はどんな時代だったのか時代考証家による本です。
■リサイクル
トイレにたまった糞尿は肥料として高く売れましたが、紙も大切にリサイクルしていたんですね。使用済みの懐紙を貯めておくと、紙屑買いという回収業者が買いにきました。集めた懐紙は溶かされて再生紙になりますが品質が落ちます。そこで厚紙に使われたり便所の落とし紙に使われました。今のダンボールとトイレットペーパですね。江戸時代がすごかったのは、便所で使った落とし紙も残していたそうで、こちらも回収していたそうです。
■江戸から大阪まで宅配便が2日半で届く
飛脚制度が整備されていましたが「仕立」という特急便を使うと江戸、大阪間は最短2日半で書状が届いたそうです。ただし高価で70万円ほどになります。20数日で届く町飛脚ですと一通400円ほどで送れたそうです。こういった制度が既にできあがっていたので明治の郵便はスムーズに開始できました。
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