古本病のかかり方
【書 名】古本病のかかり方
【著 書】岡崎武志
【発行所】ちくま文庫
【発行日】2007/10/10
【ISBN 】978-4-480-42381-8
【価 格】780円
表紙が処方箋になっていてなかなかしゃれていますね。
■カッパブックスの名前の由来
光文社にカッパブックスというシリーズがあります。「頭の体操」など昔よく読んだシリーズです。カッパブックスという名前の由来ですが光文社社長の神吉晴夫が清水崑の家へ原稿を取りに行った時、家の前に色紙がぶらさがっていました。色紙には鳥居を前に拝んでいるカッパの絵が書かれていて、「神吉大明神さま、お待ちください。たのみます」と書かれていたそうです。原稿が遅れたことのわび状が名前の由来とは面白いですね。
■百万遍界隈の古本屋
京大の近くの百万遍界隈に古本屋がたくさんあり、私も学生時代はよく行っていました。竹岡書店、井上書店、吉岡書店など懐かしい名前がこの本では出てきます。よくハイライトで昼飯を食べ、古本屋で買った本を進々堂に持ち込んで大きな机でコーヒーとクロワッサンを食べながら読みましたね。
■書物を売る名言
薄田泣菫の言葉だそうです。「書物を売るとい事は、書物を買うのと同じように人間を賢くするものだ」
なるほど。
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