点と点が線になる日本史集中講義
【書 名】点と点が線になる-日本史集中講義
【著 者】井沢 元彦
【発行所】祥伝社黄金文庫
【発行日】2007/6/20
【ISBN 】978-4-396-31432-3
【価 格】638円
歴史を学校で習いますが、泣くよ坊さん平安遷都のように何年に何が起こったというようなことばかり覚えます。そういった点と点を結んで、もっと俯瞰的に歴史を見てみようというのが主旨の本です。
戦国時代、アメリカの西部開拓時代のように皆が武装するのが当たり前の時代でした。関所が作られ、講に入らなければ自由に商売もできないカルテルも結ばれていました。
そこへ登場したのが信長です。支配地では自由に商売ができるように楽市・楽座にし、商業と流通の改善から確保したお金で、常備軍の整備を行います。天下布武とは武を行うのは信長で、民衆は今までのように戦争に関わらず商売や農耕に専念するという意味がありました。
これをさらに進めたのが秀吉で、刀狩で物理的に農村や寺社が持っていた刀を取り上げ、武士と民衆とを分けました。意識改革まで進めたのが徳川綱吉です。徳川幕府の最初の頃はまだ殺伐とした空気が残っていましたが、悪法と言われた「生類憐れみの令」を出し、これからは平和の時代だと宣言しました。「生類憐れみの令」という点だけを考えず、そこの至った時代背景(線)まで見ないといけませんね。
■穢れの思想
一番の穢れは死で、このため藤原氏の死体捨て場が宇治にあるそうですが、どこに藤原道真が葬られているかも分かっていないそうです。道長の息子が何年かたってから行ったときには、もうどこに葬ったのか分からないという記録が残っているそうです。
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コメント
知研仙台の本山です。
水谷さんのブログ、時々拝見しております。
私もこの本を読みました。
11月14日のブログに図解を載せています。
投稿: 本山賢治 | 2007/11/18 14:36
本山さん こんにちは
コメントありがとうございます。さっそくブログの図解を拝見します。
投稿: 水谷哲也 | 2007/11/23 11:00