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2007.11.23

鈴木敏文 経営の不易

 【書 名】鈴木敏文 経営の不易
 【著 者】緒方 知行
 【発行所】日経ビジネス人文庫
 【発行日】2007/6/1
 【ISBN 】978-4-532-19404-8
 【価 格】648円

セブンイレブンの創業者・鈴木敏文の経営の言葉を集めた本です。不易とは松尾芭蕉が作った不易流行からの言葉で、ずっと変わらないことを言います。

■量は質を凌駕できない。
 質的イノベーションを欠いた量的規模拡大はむしろスケールデメリットを生じさせかねない。

赤福の偽装が始まったのが量的拡大への対応からでした。あの時に苦心して、大量に作りたてを製造できる質的イノベーションをはかっていたら今回の事件にはならなかったのですが

■同じ資質をもつ二人のうち、一人はその仕事経験がなく、もう一人は経験をもっているとしたら
 私は躊躇なく前者を選ぶ

 現場経験があると時として「そんなことは無理だ」という反応になってしまいます。経験がないと、もともと知らないので新しい考え方に対して謙虚で、理屈で考えることになります。鈴木敏文自身も店舗やバイヤー経験なくセブンイレブンを立ち上げました。

■先入れ先出しであってはならない。
 後入れ先出しこそが、お客様の立場で正しい商売だ。

 これを現場で実践するのは、本当に至難の業ですね。

■小売業はドメスティックビジネスである。
 歴史、文化、風土、環境条件、社会的・経済的条件などが異なれば、そのままでは成功しない。

 セブンイレブンの「おでん」のダシが地方によって違うのは有名な話ですが、確かにカルフール、ウォルマートにしてもなかなかうまくいっていませんね。

こういった語録が100紹介されています。

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2007.11.18

点と点が線になる日本史集中講義

 【書 名】点と点が線になる-日本史集中講義
 【著 者】井沢 元彦
 【発行所】祥伝社黄金文庫
 【発行日】2007/6/20
 【ISBN 】978-4-396-31432-3
 【価 格】638円



歴史を学校で習いますが、泣くよ坊さん平安遷都のように何年に何が起こったというようなことばかり覚えます。そういった点と点を結んで、もっと俯瞰的に歴史を見てみようというのが主旨の本です。

戦国時代、アメリカの西部開拓時代のように皆が武装するのが当たり前の時代でした。関所が作られ、講に入らなければ自由に商売もできないカルテルも結ばれていました。

そこへ登場したのが信長です。支配地では自由に商売ができるように楽市・楽座にし、商業と流通の改善から確保したお金で、常備軍の整備を行います。天下布武とは武を行うのは信長で、民衆は今までのように戦争に関わらず商売や農耕に専念するという意味がありました。

これをさらに進めたのが秀吉で、刀狩で物理的に農村や寺社が持っていた刀を取り上げ、武士と民衆とを分けました。意識改革まで進めたのが徳川綱吉です。徳川幕府の最初の頃はまだ殺伐とした空気が残っていましたが、悪法と言われた「生類憐れみの令」を出し、これからは平和の時代だと宣言しました。「生類憐れみの令」という点だけを考えず、そこの至った時代背景(線)まで見ないといけませんね。

■穢れの思想
一番の穢れは死で、このため藤原氏の死体捨て場が宇治にあるそうですが、どこに藤原道真が葬られているかも分かっていないそうです。道長の息子が何年かたってから行ったときには、もうどこに葬ったのか分からないという記録が残っているそうです。

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2007.11.11

将の器 参謀の器

 【書 名】将の器 参謀の器
 【著 者】童門 冬ニ
 【発行所】青春出版社
 【発行日】2001/10/20
 【ISBN 】4-413-09214-7
 【価 格】543円



副題は「あなたはどちらの才覚を持っているか」です。

将たる器
・家康が見せた懐の深さ
・武田信玄 人育ては、まず人を見ることから
・加藤清正 部下の可能性を引き出す技術
・蒲生氏郷 身をもって範を示す

参謀たる器
・中間管理者としての秀吉
・安藤直次 トップに楯つくべきとき
など、事例とその解説になっています。

この解説が、いつもの童門節で、なかなか楽しみます。

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2007.11.10

関ヶ原 誰が大合戦を仕掛けたのか

 【書 名】関ヶ原 誰が大合戦を仕掛けたのか
 【著 者】武光 誠
 【発行所】PHP新書
 【発行日】2007/5/30
 【ISBN 】978-4-569-65938-1
 【価 格】700円



関ヶ原合戦がなぜ起きたのか、また時系列に関ヶ原合戦がどう展開したのか説明しています。

家康は石田三成が失脚させましたが、三成の息子をたて石田家の所領を安堵しましたので上杉攻めで、まさか石田三成が攻めてくるとは思っていなかったというのが、この本での説になっています。

西軍、東軍の各武将がどんな思いで関ヶ原にのぞんだかも分析されていますが、どうも論調が家康よりで、秀吉と三成は酷評されています。(笑)社長室長のような立場で家康と互角に戦ったので三成は好きなんですがね。

後半、時系列に関ヶ原を展開した部分がおもしろいです。


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2007.11.09

雑学図鑑 知って驚く!!街中のギモン110

 【書 名】雑学図鑑 知って驚く!!街中のギモン110
 【著 者】日刊ゲンダイ(編集)
 【発行所】講談社+アルファ文庫
 【発行日】2006/3/20
 【ISBN 】4-06-281009-3
 【価 格】552円

日刊ゲンダイに連載された「街中の疑問」をまとめたものです。

■三角パックはどこへ行った?
昔、牛乳と言えば三角パックでした。めくってストローを差し込んで飲んだものですが、この三角パックを目にすることなくなりましたね。できたのは1956年で、瓶よりも扱いやすく普及しましたが、現在の直方体にその座をゆずりました。現在、日本でただ1軒だけ三角パックの牛乳を作っているのが北海道の「べつかい乳業」というところだけだそうです。

■水族館の海水はどこから運んでいる?
葛西臨海水族園は海運会社と契約し、八丈島へ荷物を運んだ貨物船が船を安定させるために積むバラスト水を買っています。港に着くとレーラーで運びます。

それよりも水族館は世界に500ケ所ありますが、その5分の1は日本なんだそうです。水族館の好きな国民なんですなあ。

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2007.11.08

はじまりは大阪にあり

 【書 名】はじまりは大阪にあり
 【著 者】井上 理津子
 【発行所】ちくま文庫
 【発行日】2007/9/17
 【ISBN 】978-4-480-42363-4
 【価 格】840円

本のタイトル通り、大阪発祥のサービスや製品を紹介したもので「月刊大阪人」に連載されたものをまとめたものです。回転寿司の元禄や、チキンラーメンは大阪発祥として有名ですが、他にもたくさんあるんですね。

■ビヤホールは大阪駅前第一生命ビルが発祥
第一生命ビルの地下にビアレストランとしてニュートーキョが入っていましたが、本田技研からオートバイ展示にビアレストランを使いたいと申込がありましたが、会場を貸して、毎日来てもらうお客さんをのけものにするわけにもいかないと第一生命ビルにかけあって屋上を臨時的に使わせてもらうことにしました。これがすごい反響となり、結局そのまま屋上ビアホールが定着してしまいました。

■おまけ
グリコのおまけも大阪発祥ですが、「おまけ」は「お負け」で、この言葉自体も大阪発祥だそうです。添え物、減価の負けから転じた言葉です。

■主婦の店
子供の時に津の岩田橋近く(今の百貨店・松菱)に主婦の店があり、流行っていました。千林商店街でスタートしたダイエーも主婦の店と言っていましたが、「主婦の店運動」というのがあったんですね。提唱したのは北九州の吉田という人物です。

アイビールックで一世を風靡したVANですが、これも大阪生まれだったんですね。

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2007.11.01

ネット未来地図

 【書 名】ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の視点
 【著 者】佐々木 俊尚
 【発行所】文春新書
 【発行日】2007/10/20
 【ISBN 】978-4-16-660595-8
 【価 格】730円

Web2.0時代、これからネットがどう変わっていくか20の論点で整理されています。なかなか刺激をうける論点ですね。

■Googleはマイクロソフトになるつもりなのか?
Google の使命は、Google 独自の検索エンジンにより、世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすることです

とGoogleのサイトにも書かれていますが、ワープロや表計算などのオフィスソフトを無料提供したり、Gメールの提供を始めたりとGoogleのミッションからいくとオヤッと思うサービスの提供をしています。この本にも述べられていますが、マイクロソフトはWindowsというプラットフォームをおさえましたが、時代はブラウザーを通じていろいろなサービスが使える時代になりプラットフォームがOSからブラウザーに移っています。

Googleの戦略として、いろいろな会社を買収しブラウザーを通じて提供できるサービスのラインアップを増やすのは正解なのでしょうが、なんかマイクロソフトのようにどんどん肥大化しているようで、一番最初のシンプルなデザインでネットに登場した時のインパクトはだんだんなくなりつつあります。

■マイクロコンテンツ化
様々なコンテンツがXMLで構造化され検索される時代になりました。1ページに必要な情報があれば、ブックマークされブログであればそれに対してコメント、トラックバックされます。

新聞やテレビはマスメディアですが、このマイクロコンテンツ化されたメディアとの中間がマジックミドルになります。雑誌なら20代キャリアウーマン向けとセグメント化されていますが、これがマジックミドルです。ところがマジックミドルが得意なのがインターネットで、これからの雑誌はなかなか難しいだろうと予想されています。

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