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2007/10/29

'98年版3分間ごとに世界通になる本

 【書 名】3分間ごとに世界通になる本('98年版)
 【著 者】竹村 健一
 【発行所】青春出版社
 【発行日】1997/12/5
 【ISBN 】4-413-03090-7
 【価 格】1400円

古書市で掘り出してきた本です。今からちょうど10年前に出た本ですが、慧眼ですねえ。

■沖縄の経済特区
沖縄をシンガポールみたいに経済規制を解除して自由にしてみてはどうかという案がのっています。これは現在の経済特区ですね。規制緩和、自由化促進の実験県として最適ということで沖縄が取り上げられています。

■21世紀中国の時代
95年春に1ドル80円という円高時代でしたが、本では2010頃には円安となり、世界的に食料や石油などのエネルギーが足りなくなり、日本はパンチを受けるとあります。原因は中国で、生活が豊かになることで小麦や米の主食から肉食への変貌が起こり穀物が足りなくなると、まさに今の状況ですね。

■税金を安くするのに反対する企業
シンガポールが40%だった法人税を26%に下げましたが、本来は25%の予定だったそうです。ところが日本企業の現地法人が猛反対。日本では法人税が25%以下の国はタックス・ヘブンと見なされて、その分の税金を日本で払わないといけないそうです。何とも本末転倒なお話ですね。

10年前に出た本ですが、今読んでもとっても新鮮ですね。


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