壬申の乱を歩く
【書 名】壬申の乱を歩く
【著 者】倉本 一宏
【発行所】吉川弘文館
【発行日】2007/7/1
【ISBN 】978-4-642-07978-5
【価 格】2500円
文字通り、壬申の乱で大海人皇子が歩いた道をたどる本です。
まず天智天皇から皇位を譲ると言われたのを辞退し大津宮から吉野宮へ向かいます。この時のコースーは大津宮から小関越をし、山科の四ノ宮へ入り、南へ向かいます。山科駅から京都橘大学行きのバスに乗ると北大塚から大宅一里塚までバスが走っていますが、ちょうどこの路線に沿っています。昔の街道筋でした。
さらに醍醐寺のそばを抜け、六地蔵から平等院へ、木津から下ツ道に入って飛鳥の島宮を抜けて吉野へたどりつきます。
壬申の乱のコースでは吉野から榛原へ抜けて、榛原から近鉄線に沿って名張へ、名張川の手前に隠駅家がありました。伊賀神戸から木津川沿いに伊賀へ進み佐那具から今度はJR線に沿って進みます。柘植、加太、関、亀山と過ぎ河野駅から北上し、四日市を越えて桑名へ向かいます。桑名からは近鉄養老線沿いに不破の関(関ヶ原)へ進みます。
桑名に大海人皇子が足を洗ったという井戸(御足洗井)が伝わっていますが、当時は海がかなり内陸に入っており、今の近鉄線付近を歩いたはずということで本物じゃないようですね。
敗れた大友皇子は大津から牛尾峠を越え、山科の大宅から六地蔵を経て、宇治川沿いに桃山へ出て淀から山崎へ出たところで、大海人皇子軍に追いつかれ自害したと言われています。こちらもいろいろと伝説が残っており、房総に逃げたという伝説があります。房総の大友伝説の特徴は必ず蘇我氏が登場します。
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