戦国武将 名将の手の内
【書 名】戦国武将 名将の手の内
【著 者】小和田 哲男
【発行所】知的いきかた文庫
【発行日】2007/09/10
【ISBN 】978-4-8379-7656-1
【価 格】533円
戦国武将21名の手の内を解説していますが、企業戦略の考え方のヒントになりますね。
■捨てる
毛利元就が九州に侵攻し、立花城を奪い取りましたが大友宗麟の画策で、大内と尼子が山口や出雲へ進撃を開始しました。すぐに立花城を捨て兵を戻しましたが。この決断は見事でしたね。せっかく手に入れたものに執着してしまいがちですが常に大局から考える姿勢が必要です。
■プロジェクトの意識統一
大阪城冬の陣では3つの派閥に分かれていました
1.大野治長、後藤又兵衛、
2.木村重成、真田幸村、明石全登
3.長曾我部盛親、毛利豊前守
実際、真田丸で真田が戦っている時に毛利や後藤は応援していません。これが夏の陣では2分され籠城組と出陣派に分かれます。意見を統一してプロジェクトとして一丸となって難局を乗り切れず、分散した戦いになってしまいます。
■大敗北しなければ名将ではない
朝倉家の重鎮であった朝倉宗滴の言葉です。宗滴自身は連戦連勝のため自分は名将ではなかったと言っています。挫折の経験が人を2倍にも3倍にもするということを言いたかったようです。
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