関ヶ原合戦「武将」たちの言い分
【書 名】関ヶ原合戦「武将」たちの言い分
【著 者】岳 真也
【発行所】PHP文庫
【発行日】2007/8/16
【ISBN 】978-4-569-66851-2
【価 格】686円
関ヶ原合戦に参加した武将達について通説とともに、事の真相と武将たちの言い分が掲載されています。
■朽木元綱
小早川秀秋の裏切りに呼応して西軍を裏切った朽木元綱です。信長が浅井長政に背後から攻められた時に信長を京都へ逃す時、朽木越えするのを助けた武将としても有名です。宇田源氏の流れを組む名門でしたが、関ヶ原合戦に参加したのは2万石でした。動員できたのは600人でした。
小早川勢1万5千が松尾山を駆け降りてきた時、大谷隊として防戦にまわればあっという間に全滅してしまったでしょう。朽木元綱にしてみれば裏切るしか方法がなかったようです。結局、領地を1万石ほど減らされましたが、家名を残し明治まで続きました。
■真田 信幸
真田幸村のお兄さんで徳川方につき、真田の名前を残しました。この真田家にはとんでもないものが伝わっていました。明治に家康から拝領した秘蔵の箱を開けてみると底に三成からの書状や徳川家に敵対していた頃の文章が出てきたそうです。
真田信幸が焼かずに、ずっと残したんですね。
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