妖怪といわれた男 鳥居耀蔵
【書 名】妖怪といわれた男 鳥居耀蔵
【著 者】童門 冬ニ
【発行所】小学館文庫
【発行日】2007/3/1
【ISBN 】978-4-09-408155-8
【価 格】590円
天保の改革を進めるため先頭にたって徹底的に弾圧したのが鳥居耀蔵です。「蛮社の獄」など有名です。甲斐守でもあったため名前との組み合わせで妖怪と呼ばれていました。
南町奉行をしていた時の北町奉行は遠山の金さん(遠山景元)でこちらは庶民の受けもよく、鳥居耀蔵はすっかり悪役のイメージとして定着してしまいました。
失脚した後は讃岐の丸亀藩に預けられていたんですね。しかも23年も。解放されたのは版籍奉還となった明治2年です。ところが徳川幕府が配流したのだから、徳川幕府からの赦免状が出ない限りは出て行かないと丸亀藩を困られたりしています。
配流された丸亀藩の生活から、どんな考えで天保の改革を進めたのかを語った小説です。
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