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2007.08.30

チームハックス

 【書 名】チームハックス
 【著 者】大橋悦夫、佐々木正悟
 【発行所】日本実業出版社
 【発行日】2007/8/1
 【ISBN 】978-4-534-04264-4
 【価 格】1500円



前回の『スピードハックス』に続き、今回はチームをテーマに仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術が紹介されています。

■チームミーティングのコツは予定ではなく実績を共有
昨日はこういう成果を出したと報告をすることで、予定を守るよりも成果を出すことに集中できるようになります。チームにとってのメリットは予定を守ることも成果を出すことも同じです。

■思考停止語ではなく行動促進語を使う
(思考停止語)がんばってください、参考になります
(行動促進語)どうしたら楽になりますか、取り入れるとこういうふうに役立ちそうです

■朝の1時間 not = 夜の1時間
退社時間が18時から19時になっても生活リズムにはそれほど影響がありませんが、出社時間が9時から8時にするには生活リズムを根本から変えなければなりません。同じ1時間でも不思議ですね。この本では皆で1時間早出する方法を紹介しています。

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2007.08.25

妖怪といわれた男 鳥居耀蔵

 【書 名】妖怪といわれた男 鳥居耀蔵
 【著 者】童門 冬ニ
 【発行所】小学館文庫
 【発行日】2007/3/1
 【ISBN 】978-4-09-408155-8
 【価 格】590円

天保の改革を進めるため先頭にたって徹底的に弾圧したのが鳥居耀蔵です。「蛮社の獄」など有名です。甲斐守でもあったため名前との組み合わせで妖怪と呼ばれていました。

南町奉行をしていた時の北町奉行は遠山の金さん(遠山景元)でこちらは庶民の受けもよく、鳥居耀蔵はすっかり悪役のイメージとして定着してしまいました。

失脚した後は讃岐の丸亀藩に預けられていたんですね。しかも23年も。解放されたのは版籍奉還となった明治2年です。ところが徳川幕府が配流したのだから、徳川幕府からの赦免状が出ない限りは出て行かないと丸亀藩を困られたりしています。

配流された丸亀藩の生活から、どんな考えで天保の改革を進めたのかを語った小説です。

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2007.08.17

頭の冴えた人は鉄道地図に強い

 【書 名】頭の冴えた人は鉄道地図に強い
 【著 者】野村正樹
 【発行所】ごま書房
 【発行日】2007/7/25
 【ISBN 】978-4-341-08359-5
 【価 格】1300円

今年の夏も知的生産の技術研究会・関西で講演いただきますが、野村先生の最新刊です。

首都圏の私鉄と関西圏の私鉄の違いについて面白い分析が載っています。首都圏は私鉄が山手線の壁にはばまれていますが、私鉄は環状線を貫いて都心部に突き刺さっています。確かに近鉄、南海、阪急、京阪、阪神みんなそうですね。

首都圏の場合は帝都で官の力が強く、今は民間となりましたが山の手線内の東京メトロの前身は帝都高速営団でした。

対して関西は民間資本で、江戸時代の橋をかけたのも大阪の民衆でした。鉄道本ですが、いろいろな見方を鉄道を題材に提供してくれる一冊です。

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2007.08.16

出雲大社

 【書 名】出雲大社
 【著 者】千家 尊統
 【発行所】学生社
 【発行日】1992/5/25 重刷
 【ISBN 】4-311-40703-3
 【価 格】1800円

初刷は昭和43年で、著者は第82代出雲国造です。先日の下鴨納涼古本まつりで見つけてきました。

■身逃神事
出雲大社では年間72の祭りがありますが、古くから続いている祭りの一つに身逃神事があり8月14日に行われます。神幸の途中に、人と逢うと汚れたとして、大社に戻り出直すことになります。そこで大社の人は門戸を閉ざして外出をしない慣例になっています。

■注連縄
出雲大社の注連縄だけが、他とは逆になっています。大社内陣が一般の神社と違って向かって左を上位にしているところに理由がありそうです。また内陣の神座は西向きになっていて、神様を側面から拝んでいることになります。

■国造
神武天皇の時に倭国造と葛城国造が置かれたのがはじめてと言われ、5世紀には全国に130ほどの国造が置かれましたが、系譜が続いているのは出雲、紀伊、阿蘇の国造だけだそうです。

■出雲国造神賀詞
出雲国造になった時は出雲で1年間の潔斎を行い、都の太政官へ行って出雲国造神賀詞をたてまつります。この1年間の潔斎が異常で、班田収授の法が行われた時にはこれも停止され重刑の判決も行われないほど、穢れを忌みました。

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2007.08.14

世相観察 あそびと仕事の最前線

 【書 名】世相観察 あそびと仕事の最前線
 【著 者】梅棹忠夫 対談集
 【発行所】講談社
 【発行日】1991/10/10
 【ISBN 】4-06-205325-X
 【価 格】1800円

梅棹忠夫先生と各界の著名人との対談集です。神崎宣武氏の対談で出てきた話題です。

■神式結婚式
明治はじめに出雲大社の千家尊福さんが、キリスト教の結婚式を見て、対抗するには神道もやらなければと始まったのが最初だそうです。今では定番になってしまいました。

■土産
伊勢神宮で神饌のおさがりをもらうのがそもそものお土産の始まりで、昔は宮笥(みやけ)と言っていました。お参りした証拠になったのですが、おかげ参りなどで爆発的に宮参りが増えると参拝客目当ての土産品が登場し、現在の姿になっていきます。

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2007.08.13

「忠臣蔵事件」の真相

 【書 名】「忠臣蔵事件」の真相
 【著 者】佐藤 孔亮
 【発行所】平凡社新書
 【発行日】2003/11/19
 【ISBN 】4-582-85205-X
 【価 格】740円

忠臣蔵と言えばテレビや映画のシーンが目に浮かびますか、実際はどんな事件だったのか検証しています。浅野長矩が吉良に切りつけた時に羽交い絞めにして、浅野をおさえますがこれも史実と違うそうです。また「風さそう花よりもなお我はまた春の名残を如何にとかせん」という有名な辞世の句を読むシーンがよくでてきますが、これも眉唾なんですね。

浅野家にとっては久しぶりの勅使馳走役でしたが、よく火消しの御用を勤めていて「浅野の火消し」は有名でした。討ち入りの時に火消し装束だったのにはそんな理由があったのですね。

それにしても浅野がなぜ吉良に切りかかったのかが最大の謎という点は残っています。

■医者は技術だけではない
浅野長矩に切りつけられた吉良を手当てしたのが南蛮外科の栗崎道有で、なかなかの名医だったんですね。傷口を縫って手当てをしたのですが、吉良がどうも元気がなく、重要な儀式なので朝から何も食べていないと思い、湯漬けを役人に頼みました。

血を流している吉良が食べると役人が穢れをきらうだろうと思い、役人には朝から診療で自分が腹が減っているのだといい、吉良に食べさせ元気を取り戻させました。

不思議な縁で討ち入りの後、泉岳寺から戻された首を葬儀のため胴体に縫い合わせたのも栗崎道有でした。

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2007.08.12

第20回下鴨納涼古本まつり

下鴨神社の糺の森へ行ってきました。第20回下鴨納涼古本まつりです。
第20回下鴨納涼古本まつり

新古今和歌集にも歌われた小川が糺の森に今も流れており、その中での古書市です。糺の森の木漏れ日が差し込み、なかなか雰囲気がありますね。
第20回下鴨納涼古本まつり

店が多いので端から端まで見るには、けっこう時間がかかります。こっちは慣れているので、欲しい本がありそうな棚は大体分かりますので、ざっと見ていきます。ところが、一緒についてきた息子がそこら辺の店に入り丹念に見ているので、時間がかかることに。そんなゆっくり見ていたら日が暮れますがな!京都らしく浴衣姿も多かったですね。
第20回下鴨納涼古本まつり

本を買うと各店舗の紹介が載ったスタンプラリーをもらえるのですが、一角に4コマ漫画が載っています。「ひこにゃん」に対抗して「こしょけん(古書犬)」が登場しています。

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2007.08.09

古本屋サバイバル

 【書 名】古本屋サバイバル
 【著 者】小田光雄、河野高孝、田村和典
 【発行所】編書房
 【発行日】2001/3/20
 【ISBN 】4-7952-3750-6
 【価 格】1700円



「出版社と書店はいかにして消えていくか」等の著者である小田光雄氏と駒場東大前にある河野書店店主・河野高孝氏、浜松にある時代舎店主・田村和典氏の対談集です。ブックオフ問題など古本屋をとりまく状況などが分析されていて、これが面白いですね。

■静岡・音羽町の赤春堂
北原白秋の白秋に対抗してつけた店名の古本屋で、客が入ると店の電気がつき、店内をぐるっと見て何も買わずに出ると、背後でぱちっと電気が消える店なんだそうです。恐ろしそうな古本屋ですね。

■店主を試す客
「国訳妙法蓮華教」を持ち込んだ客が、「この本が何か分かりますか?仏教書なんていったら帰りますよ。」と一言。店主が「何ですか?」と聞いたら、「この本が何か分かったら私の蔵書を売りましょう。」との返事。店主はしっかり宮沢賢治と答え、商談成立に。古本屋さんは昔も今も勉強ですね。

■店主よりも棚に詳しい客
お宅の座っているところの左から3番目の上から2段目の右から何番目にこの本があるから取っといてと電話がかかってくるそうです。恐ろしい客ですね。

■古本屋に来る客は車を持っていない
面白い分析が出ていて、古本屋に来る客で車を持っている人は少ないそうです。

■ブックオフの参入
ブックオフへは他産業からの業態転換が多いのですあ、背後に郊外型店舗の賃貸借契約があるという分析がなされています。ペナルティを払わなくてはいけず撤退ができない。それなら出店費用の低いブックオフという動きがあるそうです。なるほど。

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2007.08.07

関ヶ原合戦「武将」たちの言い分

 【書 名】関ヶ原合戦「武将」たちの言い分
 【著 者】岳 真也
 【発行所】PHP文庫
 【発行日】2007/8/16
 【ISBN 】978-4-569-66851-2
 【価 格】686円

関ヶ原合戦に参加した武将達について通説とともに、事の真相と武将たちの言い分が掲載されています。

■朽木元綱
小早川秀秋の裏切りに呼応して西軍を裏切った朽木元綱です。信長が浅井長政に背後から攻められた時に信長を京都へ逃す時、朽木越えするのを助けた武将としても有名です。宇田源氏の流れを組む名門でしたが、関ヶ原合戦に参加したのは2万石でした。動員できたのは600人でした。

小早川勢1万5千が松尾山を駆け降りてきた時、大谷隊として防戦にまわればあっという間に全滅してしまったでしょう。朽木元綱にしてみれば裏切るしか方法がなかったようです。結局、領地を1万石ほど減らされましたが、家名を残し明治まで続きました。

■真田 信幸
真田幸村のお兄さんで徳川方につき、真田の名前を残しました。この真田家にはとんでもないものが伝わっていました。明治に家康から拝領した秘蔵の箱を開けてみると底に三成からの書状や徳川家に敵対していた頃の文章が出てきたそうです。

真田信幸が焼かずに、ずっと残したんですね。

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