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2007/07/18

名城と合戦の日本史

 【書 名】名城と合戦の日本史
 【著 者】小和田 哲男
 【発行所】新潮選書
 【発行日】2007/05/25
 【ISBN 】978-4-10-603580-7
 【価 格】1,100円



城を切り口にして合戦についてまとめられた一冊です。1416年~1429年の琉球王国統一戦争から最後の内乱であった1873年の城山の戦い(西南戦争)までまとめられていますが、やはり戦国時代の話が多いですね。あまり聞いたことのないような戦いも取り上げられています。

■本能寺の変の後の3日
本能寺の変の後、光秀はすぐに安土城の接収に向かいましたが、瀬田城主であった山岡景隆によって瀬田橋を焼き落とされてしまいます。

安土へ行く道が閉ざされ、結局、光秀は坂本城に戻り、瀬田橋を復旧させました。これに3日かかってしまいました。

秀吉と山崎の合戦になりますが、この3日間が大きなタイムロスになりました。

■小牧・長久手の戦い
局地戦では家康が勝ったと言われますが、初戦では秀吉が抜け目なく戦っていました。

家康・信雄が重要視していた信雄の支城・犬山城を池田恒興が奇襲して落城させています。この時、城主・中川定成は不在でした。その前に秀吉が伊勢の峯城(亀山)を攻めさせており、織田信雄が支城の城主を伊勢に出陣させていた隙をついたものでした。

■織田秀信
関ヶ原の戦いで西軍の最前線が岐阜城となりました。ここを守っていたのが織田秀信です。と言われてもピーンときませんが、秀吉が光秀を破った後に清洲会議で押した三法師です。東軍の福島正則らに攻められ降伏し開城となりました。

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