神社の古代史
【書 名】神社の古代史
【著 者】岡田 精司
【発行所】大阪書籍
【発行日】1985/10/10
【ISBN 】4-7548-1050-3
【価 格】1,200円
京都の古書市で見つけてきた本です。大阪の朝日カルチャーセンターで「神社の歴史と文化」のテーマで1982年~1985年に行われた講座をまとめたものです。
概説以外に大神神社、伊勢神宮、宗像、住吉、石上神宮、鹿島・香取神宮が取り上げられています。
■伊勢神宮の別宮
平安時代にあったのは内宮が荒祭宮、月読宮、滝原宮、伊雑宮の4つ。外宮は平安時代初めまでは多賀宮だけでした。
外宮の摂社で江戸初期まで元の場所に建物がそのまま続いたのは渡会大国玉比売神社だけでした。
■一寸法師はPR
一寸法師は誕生に住吉の神さん、一人前の人間になるのに清水の神さんが関わっています。この2つの神社のPRだったんですね。
■氏神さん
現在の氏神さんは、地域の鎮守さんを差し地縁になりますが、古くは氏ごとになっていて血縁でした。正倉院文書には写経生が田舎へ氏神祭に行くための休暇願いが残っています。氏神祭は2月、4月、11月に行われていました。
■式内社の分布
多い
1.大和 288 2.伊勢 253 3.出雲 187 4.近江 155 5.但馬 131
少ない
1.薩摩 2 2.志摩 3 3.安芸 3 4.肥前 肥後 筑後 いずれも4
伊勢は渡会に集中しており、隣の志摩にはほとんどありません。近江も湖北に集中しています。
■総社
国司が赴任すると一宮から順番に回っていましたが、やがてこれが形骸化。全部回るのは面倒くさいと始まったのが総社です。これは国内の神社を国府の近くの1ケ所に集めることで、総社神社や六所神社という名前で全国に残っています。岡山県の総社市には美作国の総社神社があります。
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