小説 立花宗茂
【書 名】小説 立花宗茂
【著 者】童門 冬ニ
【発行所】集英社文庫
【発行日】2006/12/20
【ISBN 】4-08-746106-8
【価 格】1000円
島津の侵攻で大友宗麟を見限る戦国武将があいつぐ中、立花宗茂が最後まで忠節を尽くし守りぬきます。裏切りが当たり前の戦国時代には珍しい武将でした。絶体絶命の中、秀吉が九州平定に乗り出し窮地を脱します。
この時の豊臣の恩から関が原では西軍の味方へ、ところがこれが負け戦に。当然、領地は没収です。しかし忠節をまげずまっすぐに生きる殿様に、家来が殿様の浪人生活を支えぬきます。やがて秀忠のお相伴衆に、ついには元の柳川領主に復帰します。関が原で負けた大名で、領地を没収され復帰した例は立花宗茂だけだそうです。なかなか面白い生き方ですね。
秀忠のお相伴衆になった頃、加藤清正は48歳、福島正則が48歳、黒田長政が41歳、細川忠興が41歳、前田利長が42歳と皆、同じ年代だったんですね。
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