武田信玄の古戦場をゆく
【書 名】武田信玄の古戦場をゆく
【著 者】安部 龍太郎
【発行所】集英社新書
【発行日】2006/11/22
【ISBN 】4-08-720365-4
【価 格】660円
副題が「なぜ武田軍団は北へ向かったのか?」になっています。
そういえば三河、尾張、美濃を通って上洛する力があったのに、なぜ上杉謙信と戦うことばかりしていたのか、なかなか不思議です。
甲斐の武田ということで山国のイメージが強いのですが、武田宗家は安芸、対馬や若狭の守護にもなっており一族のネットワークは海運を中心に成り立っていました。
千曲川の物流をおさえ、日本海まで進出すれば一族の海運ネットワークを使って上洛も用意でした。対する村上義清も村上水軍と同属で、単純に山国の国取り合戦ではなく経済戦争、物流戦争でもありました。
それにしても作者はいろいろな山城によく登っていますね。と思っていたら「戦国の山城をゆく」と同じ作者でした。
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