国民の知らない歴史
【書 名】国民の知らない歴史
【著 者】夢枕 獏+高橋 克彦ほか
【発行所】ワニ文庫
【発行日】2001/5/5
【ISBN 】4-584-39125-4
【価 格】552円
古代から近代にかけて歴史のいろいろな裏側の話が15編おさめられています。
■本能寺の変の後の京都
明智光秀が本能寺の変を起こした後、京都の民に対しては地租を免除したこともあり市民からは大歓迎でした。安土の光秀の元に勅使が着き、「京都の治安について万全を期すように」という命を受け、光秀が入洛。これを公家の重要メンバーが皆、迎えました。比叡山や本願寺も法敵が消えたと万々歳。
この世論を一生懸命替えたのが秀吉です。『明智討ち』という謡曲を作って天皇などの前で上演したり、『信長公記』を太田牛一に書かせたりとメディア・ミックスで世論を替えさせました。昔も今もイメージの払拭が大きなテーマだったんですね。
■真珠湾攻撃は特撮で
真珠湾攻撃を映像で残すことも考えられましたが、撮影条件の悪さなどから当初からあきらめていました。海軍の頭にあったのは特撮です。真珠湾攻撃の日に東宝東京撮影所の円谷英ニを呼び出し、特撮で再現することを依頼しました。
できたのが「ハワイ・マレー沖海戦」です。劇映画で予科練習生が主人公ですが、クライマックスは真珠湾攻撃と2日後のマレー沖海戦でした。東宝の撮影所に4000分の1の真珠湾のセットが作られ、円谷の特殊技術を導入した作品は迫力満点だったそうです。
こんな歴史の裏側の話があったんですね。


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