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2006.11.29

アメーバ経営

 【書 名】アメーバ経営
 【著 者】稲盛和夫
 【発行所】日本経済新聞社
 【発行日】2006/09/15
 【ISBN 】4-532-31295-7
 【価 格】1500円



利益を伸ばすには「売上を最大に、経費を最小にする」。非常にシンプルです。これが京セラのアメーバ経営の原点です。

アメーバ単位で付加価値を計算するのですが、売上から経費を引いて計算します。ただし労務費は入っていません。給与などは各アメーバでコントロールできないからです。これで求めた付加価値を労働時間で割ります。これが時間当たりの売上高になりこれが指標となります。

ただ経費はけっこう細かく計算しています。例えば水道光熱費でくくらず、きちんと水道と光熱費など細かな経費に分けています。何を削減すればよいか細かく管理しないと分からないからです。

ただ、普通の企業がここまでやるのは大変でしょうねえ。長年の積み重ねで作り上げてきたシステムですので、ノウハウを公開しても、おいそれと導入するのは大変です。

→ 『アメーバ経営』

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2006.11.27

古代史の謎はどこまで解けたのか

 【書 名】古代史の謎はどこまで解けたのか
 【著 者】山岸 良二
 【発行所】PHP新書
 【発行日】2006/10/03
 【ISBN 】4-569-65269-7
 【価 格】700円



タイトルから最新の考古学の発見の成果を体系的にまとめた本かなと思ったら、岩宿遺跡のような古い話題から最新の捏造事件まで旧石器文化でまとめるような形になっています。

その意味では網羅的なんですが、もう少し最新の考古学の話題を掘り下げてほしかったですね。ただ、ふだんあまり報道されない北海道などの状況なども掲載されています。

→ 『古代史の謎はどこまで解けたのか』

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2006.11.23

知られざる社のうち伊勢神宮

 【書 名】知られざる社のうち伊勢神宮
 【著 者】矢野 憲一
 【発行所】角川選書
 【発行日】2006/11/10
 【ISBN 】4-04-703402-9
 【価 格】1600円



遷宮に向けたお木曳が始まっている伊勢神宮。これから色々な行事が続きます。タイムリーに伊勢神宮の元神官が著者で、知られざる伊勢神宮について書かれた本が出ました。

■蘇民将来子孫家門
伊勢の家の軒先には一年中、注連飾りが飾られています。そこに書かれているのが「蘇民将来子孫家門」という文字。省略して「笑門」とも書きますが、昔は「将門」だったそうです。平将門との関係を言われることもあり、商売繁盛の面からも「笑門」に変更になりました。

伊勢・志摩では海女さんが海へ潜る時にドーマン・セーマンの魔除けの印をつけますが、セーマンは安部晴明の五芒星と同じ、ドーマンは芦屋道満の名に由来しています。今も陰陽道や道教の世界が残る伊勢の町です。

■荒祭宮には鳥居がない
外宮も内宮も荒御魂をまつる荒祭宮、多賀宮には鳥居がないそうです。気がつきませんでしたね。なぜか理由は分からないそうですが、一説では大神の荒御魂をおまつりしているので本宮と一体だからと言われています。

■風日祈宮
伊勢の枕詞は「神風の」だったんですね。本宮から少し離れた風日祈宮は延喜式の時代には「風神社」と呼ばれていたそうです。元寇で2度の神風を起こしたと末社から別宮へ特進しました。

■勾玉池
伊勢市駅から参道を通って外宮に入ると左手に池が見えます。これが勾玉池ですが、もともとは宮川の支流だったんですね。明応7年の大地震で支流が陥没して池になったそうです。

■犬も参ったおかげ参り
犬が参った記録があるそうで、京都の飼い犬が茶店などで握り飯をもらい、無事に伊勢に着き、外宮では神官からよく来たと首にお札をつけてもらい、内宮も参って無事に帰ったそうです。

→ 『知られざる社のうち伊勢神宮』

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2006.11.14

信長・秀吉・家康の研究

 【書 名】信長・秀吉・家康の研究
 【著 者】童門 冬ニ
 【発行所】PHP文庫
 【発行日】2006/11/20
 【ISBN 】4-569-66721-X
 【価 格】495円



1998年にPHPから出ていた「人を見抜く人を動かす」を再編集した本です。ビジネス的視点から戦国武将を分析しています。

■改革に立ちはだかる3つの壁
ものの壁(物理的な壁)
しくみの壁(制度的な壁)
こころの壁(意識的な壁)

信長が流動精神で改革していきましたが、昔も今も変わりませんね。

■小荷駄隊の廃止
長篠合戦の時に秀吉が編み出した策が紹介されています。小荷駄隊は食料や武器などの輸送部隊で、これを廃止して全員に縄や棒を持たすことにしました。ただし、なぜ運ばないといけないかを説明して納得させなければなりません。これによって小荷駄隊という組織と費用が節約されることになりました。こんな逸話があったとは初めて知りました。

→ 『信長・秀吉・家康の研究』

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2006.11.11

質問力

 【書 名】質問力
 【著 者】飯久保廣嗣
 【発行所】日経ビジネス人文庫
 【発行日】2006/02/01
 【ISBN 】4-532-19334-6
 【価 格】648円



ケプナートリゴー法を日本向けにしたEM法を開発された筆者です。論理的に質問するにはどうすればよいかトレーニングできます。

■質問のコツ

「なぜ」そんなことが起きたのか?
「なぜ」そんなことが起きるのか?
「なぜ」それをやるのか?
「なぜ」そこから手をつけるのか?

■経営者の役割
経営陣は解答を与えることではなく質問することによって社員の創造性を刺激すべきである。絶えず質問されることによって社内を活性化するというのは面白いですね。

また新事業を行う時に失敗したら責任をとりますという人がいますが、大体は「失敗したら責任は私にあると認める覚悟があります」と日本的です。これがアメリカあたりになると「訴訟の対象となることも覚悟します」ととっても重くなります。

→ 『質問力』

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2006.11.08

ぼくはオンライン古本屋のおやじさん

 【書 名】ぼくはオンライン古本屋のおやじさん
 【著 者】北尾トロ
 【発行所】ちくま文庫
 【発行日】2005/02/10
 【ISBN 】4-480-42067-3
 【価 格】780円



オンライン古本屋さんで有名な杉並北尾堂さんの開業前から開業、開業後10ケ月間の記録です。もともとはたまった本の処分から初めたんですね。またずっと専業だと思っていたんですが本業はライターだったんですね。

「街の古本屋入門」は実店舗開業の話でしたが、店舗資金や店の棚を埋める本の仕入れ代などがかなりかかります。それに比べオンライン古本屋はパソコンがあれば始められる事業ですので週末起業で始めるには最適です。

開業へ向けてのノウハウや毎月、どれぐらい利益があがったかなども記録されていて参考になります。そういえば京都のざくろ書房さんや四谷書房さん等、身近なところでもオンライン古本屋さんを始める時代になっています。

以前、「Gyros」(勉誠出版)という雑誌に「古本屋商売」というのを書き、今まで古本屋に本を売り買いにきた個人が、古本屋の新たなライバル(オンライン古本屋)となっていると述べましたが、それ以上に古本屋業界も動いているようです。

→ 『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』

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