太閤の手紙
【書 名】太閤の手紙
【著 者】桑田 忠親
【発行所】講談社学術文庫
【発行日】2006/08/10
【ISBN 】4-06-159775-2
【価 格】1000円
けっこう古い本で、「まえがき」の日付は昭和34年になっています。1959年に文芸春秋から出た本を底本にして講談社学術文庫に入ったようです。秀吉が出した手紙に関する本です。
■秀吉と狂歌
木下藤吉郎時代に朋輩から「人は皆さし出でぬこそよかりけれいくさの時は先駆けをして」と出しゃばりなところを皮肉られました。すぐに「人は皆さし出づるこそよかりけれいくさの時も先駆けをして」と返したそうです。
■挑戦出兵は早くから計画していた
秀吉が九州攻めをしている時に書かれた手紙には高麗にも攻め入ると書かれていました。思いつきのようなことではなく、けっこう早くから計画していたんですね。
また女性にあてた手紙もよく残っていますが、秀吉は細やかな気遣いをする人物だったんですね。「人たらし」と呼ばれていましたが手紙からも分かります。
→ 『太閤の手紙』
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