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2006/08/28

戦国武将の宣伝術

 【書 名】戦国武将の宣伝術
 【著 者】童門 冬ニ
 【発行所】講談社文庫
 【発行日】2005/12/15
 【ISBN 】4-06-275281-6
 【価 格】571円



戦国時代は自分をアピールしなければならない時代でありました。それで旗指物や奇抜な兜などが登場し、一目で誰か分かるような工夫もされました。

戦国武将のエピソードから、いろいろなPI(パーソナル・アイデンティティ)やCI(領主経営の宣伝)の事例を紹介しています。よく知っているエピソードもあれば、はじめて聞くエピソードも多いですね。

■フレックスタイムがあった
武田信玄の居館であるつつじケ崎の館ではフレックスタイム制が導入されていました。家庭に屈託事があれば、仕事に集中できないので、まずそれを片付けてから出て来いということで決められた時間を働けばよいようになっていました。

■法令を読むのは誰?
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」で有名な本多重次ですが、岡崎奉行になった時に法令を住民が守らないと部下から相談が、法令が書かれた高札を見ると漢字ばかりの文章が、さっそく全部かなで書き、最後に「この法律を守らぬとオニ作左が怒るぞ」と書いたら効果てきめんでした。

■関ケ原の島津の意地
関ケ原の合戦で家康本陣前を突破して逃げた島津義弘ですが、最初は徳川家康に味方するつもりだったんですね。会津討伐に向かう家康から留守の間、伏見城を守ってほしいと言われて行くと鳥居元忠が守っており、一歩も入れない。ここで意地になってしまい、入れないなら攻めるぞと言っている時に石田三成の城攻めが始まってしまいました。というようなことがあったようです。

→ 『戦国武将の宣伝術』

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