古代史謎解き紀行3 九州邪馬台国編
【書 名】古代史謎解き紀行3 九州邪馬台国編
【著 者】関 裕二
【発行所】ポプラ社
【発行日】2006/5/9
【ISBN 】4-591-09271-2
【価 格】1300円
ヤマト編、出雲編に続いて九州編です。
著者の以前の本では蘇我氏と物部氏は同族というふうになっていましたが、この九州邪馬台国編ではだいぶ様相が変わってきます。
物部氏は吉備の出身で最初のヤマト建国に尽力し、蘇我氏は豊岡を開きヤマトに鉄をもたらしたアメノヒボコが祖ではないかと風になっています。なかなか面白い説ですね。でも隼人の本拠地である野間岬のようなところからなんで神武東征が始まるのか、なるほどと思わせるものがあります。
本のストーリとは関係ありませんが「わだつみ」の語源が載っていました。単純に海の神さんと思っていましたが、和多都美神社(対馬)の「ワタツミ」からきているそうです。朝鮮語の海がワタで、そこから名付けられたようです。
また二礼、四拍手、一礼の神社があるそうで、全国に2社あり一つが出雲大社で、もう一つが宇佐神宮です。出雲大社はお参りした時に説明を聞いたのですが、もう一つあるとは知りませんでした。


Comments
いま、薮田絃一郎著「ヤマト王権の誕生」が密かなブームになっていますが、
それによると大和にヤマト王権が出来た当初は鉄器をもった出雲族により興
されたとの説になっています。
そうすると、がぜんあの有名な山陰の青銅器時代がおわり日本海沿岸で四隅突出墳丘墓
が作られ鉄器の製造が行われたあたりに感心が行きます。当時は、西谷と
安来-妻木晩田の2大勢力が形成され、そのどちらかがヤマト王権となったと
考えられるのですがどちらなんだろうと思ったりもします。
西谷は出雲大社に近く、安来は古事記に記されたイザナミの神陵があるので神話との関係にも興味がわいてきます。
Posted by: 大和島根 | 2008.11.02 at 12:37 PM