真説・智謀の一族 真田三代
【書 名】真説・智謀の一族 真田三代
【著 者】三池 純正
【発行所】洋泉社新書
【発行日】2006/06/21
【ISBN 】4-86248-039-X
【価 格】820円
真田一族の先祖はよく分かっていませんが、信濃の名門であった滋野氏と密接に関係があったようです。この一族は一度は没落しましたが、真田が武田信玄のもと復興、発展させ、信長、秀吉、家康の時代にわたり守り抜きました。
真田と言えば関が原に向かう秀忠軍を釘付けにして関が原へ遅参させたことが有名ですが、どうも真相は違うようです。
上杉攻めのために宇都宮あたりにいた秀忠軍に家康がすぐに中仙道を行くように伝えたため、中仙道を行軍しましたが小諸あたりで路銀が不足してしまったようです。そこで、路銀の調達に本田正信が江戸に行っている間に、目の前の上田城を攻めました。それを追い払うために真田昌幸が兵を出した程度の小競り合いでした。
ところが結果的に関が原に遅参となったため、まさか路銀の不足とは言えず、家康も秀忠の名誉のために真田に罪をなすりつけたのが真相のようです。
いずれにしても六連銭の旗印を掲げ、最強の徳川に三度も挑み、三度とも退けた真田の名前は語り継がれることになります。
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