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2006/03/28

伊勢神宮 東アジアのアマテラス

 【書 名】伊勢神宮 東アジアのアマテラス
 【著 者】千田 稔
 【発行所】中公新書
 【発行日】2005/1/25
 【ISBN 】4-12-101779-X
 【価 格】740円



アマテラスはどこから登場したのか? など伊勢神宮の歴史から近代での様子などが記載されています。

■伊勢国の枕詞
『神風の伊勢国』と日本書紀の垂仁天皇紀に出てくるように伊勢の枕詞は神風です。

■天皇の伊勢神宮参拝は明治から
天皇一族の娘が斎王として伊勢神宮へ行くことはあっても天皇自身が行くのは明治天皇からです。アマテラスの御霊代である神鏡を宮中の賢所(かしこどころ)に祭っており、そこを礼拝していたのが理由です。

明治維新後、伊勢で外宮の大祭を執り行っている時に内宮の大鳥居が倒れる事件が発生。ちょうど天皇が京都から東京へ行幸に出かける時で、あわててとりやめるように進言しましたが岩倉具視が誓書を神宮に出すことを約束して行幸となりました。この時に天皇自身が伊勢神宮へ参拝すると誓書にあったのではという説があります。

■内宮の公園は明治から
明治になり御師の制度がなくなり、宇治橋周辺にあった館も整理されることになりました。宇治橋を渡ると広い公園になっていますが、あそこには御師の館が立ち並んでいました。明治20年頃に撤去され現在の公園となりました。

→ 『伊勢神宮 東アジアのアマテラス』

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