ザ・キャッシュマシーン
【書 名】ザ・キャッシュマシーン
【著 者】リチャード・クラフォルツ&アレックス・クラーマン
【発行所】ダイヤモンド社
【発行日】2005/12/01
【ISBN 】4-478-53039-4
【価 格】1600円
TOC(制約条件)理論を取上げた『ザ・ゴール』シリーズの姉妹本です。
今回の著者はエリヤフ・ゴールドラット博士ではなく、TOC実務者による共同執筆です。『ザ・ゴール』と同じように小説を読みながらTOC理論が学べるようになっています。
TOCはボトルネックの見つけやすさから生産管理での導入イメージが強いのですが、今回は営業プロセスへの応用になっています。営業も生産と同じように手順があり、その中からボトルネックを見つけていきます。
それだけでなく、色々と対立する意見などが出た時は『ザ・ゴール2』で学んだTOCの思考プロセスが役立ちます。ボトルネックがルールにあるのならルールを変更しなければなりません。これは『チェンジ・ザ・ルール』で学びました。
また試験のスケジュールが決まっていても学生は試験直前まで準備を始めません、これが学生症候群です。企業のプロジェクトでも同様のことが起き、なかなかスケジュールが守れません。これについてはプロジェクトの最後にバッファーを設ける「コロンブスの卵」的な方法を『クリティカルチェーン』で学びました。
この『ザ・キャッシュマシン』では、これらのTOCの手法が次々と登場します。この一冊で『ザ・ゴール』シリーズの総復習ができます。
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