正倉院よもやま話
【書 名】正倉院よもやま話
【著 者】松嶋 順正
【発行所】学生社
【発行日】1989/06/05
【価 格】1730円
正倉院で働いている筆者による正倉院に関するよもやま話です。
正倉というのは諸国から納められた雑物(正税)を納める倉です。この正倉、いろいろなところにありましたが火災でよく消失しました。
どうも管理している国司などが、正税の不正支出を隠すために神火などと称して放火していたようです。結局、残ったは東大寺の正倉だけになりました。
正倉院の院は正倉のある一廓を意味し、現在では正倉院と言えば東大寺の正倉を指すようになります。
正倉院には大仏開眼(天平勝宝4年4月9日)で使われた物が多く納められています。この開眼日ですが最初は4月8日を予定していましたが、なぜか1日ずれたようです。
文豪の森鴎外ですが、大正6年に帝室博物館総長に任ぜられ、正倉院の最高責任者でもありました。いつもは和服ですが宝庫の開封には勅使を迎えてフロックコートにシルクハットの礼服だったそうです。大正11年に亡くなるまで勤めていたそうです。
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