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2006/01/08

商家の家訓

 【書 名】商家の家訓
 【著 者】山本 眞功
 【発行所】青春新書
 【発行日】2005/12/10
 【ISBN 】4-413-04133-X
 【価 格】700円



近江商人の「三方よし」から明治時代にいたる各商家の家訓を紹介しています。

■松坂屋の前進 伊藤呉服店
森蘭丸が有名ですが、信長の小姓にはもう一人蘭丸がおり、それが伊藤蘭丸です。やがて武士をやめて商人に、これが今も続く松坂屋の前進である伊藤呉服店の始まりです。

1768年に江戸へ進出して、上野の老舗であった松坂屋を買収して「いとう松坂屋」に改称しました。幕末維新時には上野店などで土方歳三が丁稚奉公をしていました。また彰義隊との戦いでは上野店に官軍本営が置かれ西郷隆盛がいたそうです。

■大丸創業者 下村彦右衛門
福助人形のモデルがこの人という説があるそうです。小柄で愛嬌があり一代で財をなしたことから、皆あやかろうと商売の縁起物になったそうです。

■高島屋 飯田新七
「確実なる品を廉価にて販売し、自他の利益を図るべし」が家訓です。
米屋に丁稚奉公し、よく働くことから入り婿に。やがて隣の店が空いたので、ここに「たかしまや」という屋号で店を出しました。時に1831年1月10日で、今でも高島屋ではこの日を創業祭にしています。

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