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2005/11/25

完全踏査 古代の道

 【書 名】完全踏査 古代の道
 【著 者】武部 健一
 【発行所】吉川弘文館
 【発行日】2004/10/1
 【ISBN 】4-642-07932-7
 【価 格】2600円



筆者は建設省などで高速道路の計画や建設に従事していた方で、不思議なことに高速道路の近くに国分寺があることが多く、そこから古代の道に興味をいだくことになります。やがて畿内・東海道・東山道・北陸道を現地調査してまとめた本になっています。

古代の道というとなんか細い道を想像しますが、そんなレベルではなく奈良時代には道幅は12メートルもありました。しかも何十キロにもわたっての直線道路でした。約16キロごとに駅屋(うまや)が整備され、壮大なネットワークが日本中に構築されていました。

北は蝦夷との境である秋田城や志波城まで、南は薩摩まで整備されていました。

高速道路の計画距離が北海道をのぞくと約6500キロで古代の道の総延長も6500キロでほぼ一致します。調べてみると高速道路と古代の道のルートが奇妙なことによく一致し、また昔の駅屋の近くがインターチェンジになっていることも度々ありました。

高速道路を計画する時にある地点とある地点を結ぶという大局な視点とバランスよくインターチェンジの配置が必要となり、これは古代でもまったく一緒だったようです。

やがて中央集権が崩れると古代の高速道路もだんだん消えていきました。

→ 『完全踏査 古代の道』

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