« 民博誕生 館長対談 | トップページ | 江戸の財政改革 »

2005/11/12

古書肆・弘文荘訪問記

 【書 名】古書肆・弘文荘訪問記―反町茂雄の晩年―
 【著 者】青木正美
 【発行所】日本古書通信社
 【発行日】2005/07/28
 【ISBN 】4-88914-022-0
 【価 格】2500円



古書業界の重鎮であった反町茂雄氏については自身が書いた「一古書肆の思い出」が有名ですが、この本は反町氏の晩年10年間を近くで見ておられた青木書店店主が日記形式で書いた本です。

古典籍の紹介や評価など古書業界に多大な貢献をした反町氏ですが、言動などを評価しない業界人も多く、そういった実態も記載されています。「一古書肆の思い出」と一緒に読むと最適ですね。

「弘文荘 反町茂雄氏の人と仕事」という文車の会が編集した本を持っているのですが、これは反町氏が亡くなった後に追悼で書かれた本です。「古書肆・弘文荘訪問記」を読むと、各古書店主がなるほど、それでこういうコメントを書いているのかよく分かります。

■弘文荘の経営理念
昭和7年、31歳の時に一誠堂を退店して弘文荘を立ち上げますが、その時の営業方針は
 1.借金はすまい 2.人は雇うまい 3.安い本・平凡な本は扱うまい
でした。

■弘文荘 仕入の五ケ条
1.情報次第即時出動 2.無駄足をいとわない 3.安く仕入れようと思うな
4.即時即決即金   5.偽物をつかんだら潔く捨てよ

他の商売でも十分に通じますね。

|

« 民博誕生 館長対談 | トップページ | 江戸の財政改革 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 古書肆・弘文荘訪問記:

« 民博誕生 館長対談 | トップページ | 江戸の財政改革 »