城塞
【書 名】城塞 上・中・下
【著 者】司馬遼太郎
【発行所】新潮文庫
【発行日】1976/12/15
【ISBN 】4-10-115220-9(上)
【価 格】520円 上・中・下とも
古本屋さんで揃いを買ってきました。
よく大阪の地下鉄中央線に乗り、谷町四丁目で谷町線に乗り換えます。ここは大阪城の三ノ丸のあった所で、この中央線の走っている南側に真田幸村が作った真田丸がありました。大阪城に寄せる徳川軍を翻弄したところです。冬の陣が終わったあとに和睦の条件として堀が埋め立てられましたが、その場所でもあります。
次に谷町線を一駅、天満橋まで行くと、ちょうど大阪城の二ノ丸に沿って北に移動することになります。天満橋で京阪に乗ると堀上の橋を渡り、地上に出ます。朝ですと朝日を浴びる大阪城の天守閣が帰りにはライトアップされた天守閣を見ることができます。
さて司馬遼太郎氏の城塞ですが、この経路で読むには最適な本ですね。
大阪城の冬の陣、夏の陣を大阪城に諜報として入った小幡勘兵衛の目で見た物語です。谷町線に乗りながら真田幸村の話を読めば、ちょうど地上がその舞台だったところです。
| 固定リンク
コメント