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2005/09/21

メディアの興亡(上・下)

 【書 名】メディアの興亡(上・下)
 【著 者】杉山隆男
 【発行所】文春文庫
 【発行日】1998/3/10
 【ISBN】4-16-750402-2
 【価 格】各552円



けっこう古い本です。

単行本が出たのが1986年、文庫本になったのが1998年です。いろいろな新刊書店で探しましたが見つからず東京へ行った時に八重洲ブックセンターで見つけてきました。

物語の舞台は朝日、読売、毎日、そして日経新聞です。1978年4月1日、活字ではなくコンピュータで作成された初めての新聞ができました。日経新聞がIBMと作り上げたアネックスというシステムで作られました。

活字による労働集約的だった新聞作りの現場を何とかしなければと、どこの新聞社も考えていましたが、動き出したのが朝日と日経新聞です。両者ともIBMをパートナーに選び、開発にとりかかります。これがとんでもなく大変な作業でした。

IBMはNASAのジェミニ計画などを担当していた最先端の舞台を投入します。もし、このシステムが出来上がったら、地方紙を出している新聞社に売り込みができます。地方紙にIBMのシステムが入れば、それが信用保証になって地方に営業をかけやすくなると遠大な計画をもっていました。

ところが開発が難航したため日経新聞でもIBMでもプロジェクトの中止の動きが、それを乗り越えていく物語が主題ですが、各社の経営問題を政局などともあわせ紹介されています。まさにタイトル通りメディアの興亡です。

現在、画面を見ながら文字を訂正できますが、元々はこの時に開発されたシステムが使われています。

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